より一層円高ドル安に向うリスクがある

どこにでもある外為取引の雑誌では、「マイナスになった場面ではナンピン買いで平均の買い付けコストを低くする事が出来る」等助言されていたりしますが正直に言うとナンピン買いには相当の危険があると思います。76-8-111

まず最初に、ナンピンの手法に関して手短に記述します。76-4-111

例として100円で1ドルを買ったとします。76-3-111

ドル買いなので円安ドル高に向うほど儲けが大きくなりますが反対に1ドル=95円までドル安が進んだとします。76-9-111

この状態で所有し続けたらマイナスをなくすためには損した分円安が進まなければなりません。76-11-111

皆さん、赤字は出来るだけ早く無くしたいと考えるでしょう。76-7-111

これを解決するためはじめに注文したのと同じ額のドルを1ドルを95円で売買します。76-14-111

それで、ポジションの買い付け価格は97円50銭まで低くすることができる。76-18-111

言い換えると、2円50銭の幅でドル高に進めば損を取り戻す事が出来ます。76-10-111

それが、ナンピン買いの手法です。76-12-111

このように、ナンピン買いのロジックを耳にすると「その通り」と考えるが、マーケットはそう簡単には問屋を卸してくれない。

もとより、95円が下値だということなど、誰も想像できません。

為替が相当のドル安動向だったら、1ドル95円ではとどまらず、より一層円高ドル安に向うリスクがある。

例として、1ドル=97.50円でナンピン買いをするとしても、95円まで円高ドル安が速んだらナンピンを入れたポジションも、為替差損が生じることになってしまうのである。

こういう状況では最初に買ったドルと全部で、より大きなマイナスを被ります。

このように、ナンピン買いは難解です。

それならば、市場が己のストーリー展開とは逆に行ってしまった場合、どのような対策で危険性を回避すればいいのでしょうか。

そういう時には選べる術は2つ。

ひとつめは潔くポジションを閉じる事です。

もうひとつの手段としては自分自身が保持しているポジションを縮小することによって、市場がリカバリするのを黙って待つことだけです。

相当弱腰のやり方だと考える方もいます。

だがしかし、自分が保持しているポジションにマイナスが生じた場合一番危険の少ない術はこれ以上のものはありません。

確かに、理屈の上ではナンピンをするという術も有効です。

だけどナンピン買いは、自分か損失を出している場面で、ポジションを小さくするどころかそれとは反対に買いポジションを買い増していく方法である。

それでは、リスクを管理することなど、無謀だと思うべきです。

ナンピンをし続ければいつかは勝てるかもしれません。

だがしかし、それ以前に投資資金がショートしてしまいます。

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